mixiみんなの日記145 伊勢むくの日記 漫画の肝
週末にかけて大雪とのニュースを観ながら、寒波への準備を始めた
漫画家の伊勢むく本人です。
自家用車の整えをするので、明日、少し早めにサラリーマン勤務に出かけようと思います。
ガラスの霜取り剤くらいで、他は全く問題ないと思う。
ガソリンもいつのもごとく満タンにしておこう。よしよし。
僕は、電車ではなく、自家用車の方です。
自転車は使用していないです。車以外は全て徒歩です。
仕事を進めている途中です。イラストレーターです。
仕事の合間に、食材等の買い出しに行きます。
だいたいは、イオンスーパーモールでの買い物で済ませています。
仕事の合間に、軽く調理をして、毎日を引きこもりで仕事に当てています。
仕事は全てパソコンで済ませています。
若いときに、現在のアトリエとは別に、仕事部屋を持っていました。
俗に言う、自宅の自室です。
もちろん、僕は漫画家の先生です。サラリーマンの勤務以外の全てを自室で過ごしています。もちろん、仕事に当てていた自室への滞在です。
児童の頃から、本をかなり買い込んでいたので、部屋の中は本だらけです。
本棚を壁のあるだけ組んで、たくさんの本の中で毎日を生活しています。
僕は幸せでした。
好きな本に囲まれて、毎日を過ごす。
その時僕は人気のある漫画家であったので(もちろんちょっとです)、満足でした。
その本は、現在では、全て処分しました。
2003年の郵政民営化です。
僕は自分を捨てたのです。それまでの僕自身を少なく良くなく思います。
僕を死んだと思ってくれると終わるのだ。
そう思って、誰とも連絡を絶ちました。
少ない貯金を増やそうと、サラリーマンの仕事に打ち込むことにしました。
少ない貯金は、4年の間に500万円ほど増えました。
まだまだ増えるのだ。そう、安心しきっていました。
仕事の質が変わったのは、その日です。
漫画家だ。
そう思いました。
仕事を見つけたぞ!
若いときに見知らぬ他人ではない本を見たのです。
若いときのその作品です。
僕は見たことがあるのです。その漫画を。
本屋に並んでいたのです。知り合いのコミックスです。
その瞬間、身近な他人ではない白昼夢を視ました。
視たのです。僕は・・・・
若い日に見た、若い少年の愛を見たのです。
僕の作品が、本棚に並んでいたのです。漫画本で。
8冊ありました。
分かるまでに時間がかかりました。
若い日の知り合いの、コミックスなんです。間違いなく。
漫画家になるまで、いや、その日にもすっかり忘れていました。
僕は、あの日の旅に出ることにした。
・・・国立国会図書館。
確かにある。
僕は、あの部屋を捨てる決心をした。
直筆署名の恐ろしさを、僕は初めて悟った。
(漫画家伊勢むくの日記は、宇宙通信より)