mixiみんなの日記150 伊勢むくの日記 お菓子レボリューション
今日も、お菓子を焼こうかどうか考えていた
漫画家の伊勢むく本人です。
若いときにはたくさんの焼き菓子をオーブンで焼き、振舞いました。
自分だけの美味しいケーキを焼く。
そういった、秘密主義のおいしいケーキ。
「指輪が入っている」そういったケーキもあります。
しかしながら、僕が、今、ず~っと考えているケーキはパウンドケーキ。
若いときにはたくさん焼きました。
おいしい、とてもおいしい。
僕はふんわりと甘い香りを嗅ぎながら、紅茶を煎れます。
・・・・・ああ、幸せだ。
そういった時間も持つ。僕は、那須アトリエが大好きです。
家庭的なキッチンです。(惣菜だけれど)
墨汁の香り。
昔よく嗅いだ。
『生原稿。そう、生原稿が必要』
そう確かに言っている。古い、古い知り合いだ。
霊能です。
17日に終わった。午前9時ピタリだ。
ホッとした。
と、思うのもつかの間。確かにそれからおかしい。
「おかえり」
男性の野太い声が聞こえた。お風呂の掃除中だ。
那須アトリエに帰宅すると、ポスターが明らかに人為的に剥がされて落ちていた。
執筆中に落としたタッチペンが、ありえない位置にきちんと置かれている。
過去に数度、部屋の外からノックする音と、知り合いの声が聞こえた。
何度も、何度も。
女性のときもあるし、男性のときもある。
明らかに、社会的身分の高い知り合いだ。
・・・しかしながら、騙されないぞ。耳なし芳一のようにじっと耐える。
インターホン越しに見る画像の私服が明らかにおかしい。
制服だが、時代が合わない。古すぎる。
職場の街、深夜の街、すべてを徘徊して入り込もうと恐ろしい。
昨日、賃貸物件の契約更新をして落ちついた。
入れないようだ。
あとは、今年中型運転免許証の更新手続きだ。
僕を、強く、強く、願うしかない。
僕の、運転免許証の学科成績は、受験初回100点満点であった。
つまり、この免許も成績No. 1である。
僕はこの国家資格だけで、命を落とさずに済んだことがある。
たったこれだけで、コミケの亡霊に圧勝したのだ。
つまり本当の僕を欲しいと思う。
僕は、失われた過去を取り戻す旅に出かけた。
素直にありがたい。命あることが。
(漫画家伊勢むくの日記は、宇宙通信より)